こんにちは、たくすです。
今回はブログで「売る」ためのお話です。
「読まれるブログ記事の書き方テンプレート」は色んな本や動画で紹介されていますが、売るための文章術はあまり紹介されませんよね。
今回は、「ブログで」売るための文章テンプレートの紹介と、なぜこの方法が売れるのかについて具体例を挙げながらお話します。
結論からお話しますと、ブログで売るための流れは誰でも知っています。
テレビショッピングの台本のように書けば良いのです。
「売るための文章術」の話をする前に、少しだけプロフィールをお話しさせてください。
退職直前は、静岡から沖縄までの営業責任者となり、毎週2日間は京都から名古屋まで新幹線通勤、デスクは大阪と名古屋にあるという多忙な日々を送っていました。毎年個人売上だけでも3億円ほどをキープするプレイングマネージャでした。
営業成績をキープするためには、限られた時間で多くの見込み客にアプローチしなければなりません。作業の時短、営業ツールや広報手法のテンプレート化が必須です。
これはアフィリエイトブログでもまったく同じです。
売るためには売るためのテンプレート、王道の流れがあります。
今回は情報記事の書き方ではなく
「売るためのブログ記事の書き方パターン」についてお話します。
ブログで商品レビューがうまく書けない?
アフィリエイトブログで収益を得るには「記事で商品を紹介する」ことが必須です。
いや、商品紹介をしないならアドセンス(GoogleAdSense)のようなクリック報酬型ブログにしなければ、稼ぐブログ(ビジネス)になりません。
アフィリエイトブログ初心者の方から「アフィリエイトで収益が発生しない」という悩みをよく聞きますが、読者が買いたくなる記事を書けているのかがポイントです。
商品のレビュー記事を書いてもまったく売れません。
どんな記事を書いていますか?
ヒゲの永久脱毛を無料体験して、アフィリエイト広告を貼ったんですが、1度も収益がありません。どうしてでしょう?
具体的に記事の内容を教えてみてもらえます?
「近くで無料の永久脱毛体験ができると聞いたので行ってみました。
思った以上に脱毛は痛かったけど、お店の人も親切で何でも相談できそうな雰囲気でした。
特に受付の女性が素敵な方で、アイドル並みの可愛さです。
今後はヒゲの生え具合で次回の予約をすることになりますが、この女性に合うためだけでも価値アリでした。」
という記事です。
ブログ記事の最後にアフィリエイトリンクを貼りました。
うーん、売るための記事にはなっていませんね。
30点くらいでしょうか。
どんなふうに書けばアフィリエイト広告をクリックしてもらえますか?
結論をいいますと、初心者のうちは王道のパターン通りに記事を書くことをオススメします。
今回ご紹介する「王道パターンの文章」で売れる記事づくりをしてみてください。
理論的な心理的マーケティング術の説明はネット上にあふれていますので、今回は割愛します。
売るための文章術を実務的な部分に限って解説していきます。
商品を売るための文章構成は昔から変わらない
商品を売るという行為は、昔から変わりません。
実はもうあなたは王道のパターンを知っているはずです。
答えは…
テレビショッピング。
思い出してみてください、次のようなパターンですよね。
-
- 悩みの明確化
- 解決策として商品を紹介
- 商品の性能をアピール
- 研究結果や国の認定、他国の販売実績の紹介
- 利用者の声
- 商品のアピールポイントのまとめ
- 期間限定の割引や特典の紹介
- お問い合わせや申込み先の明示
たとえばダイエット機器のテレビショッピングを思い出してみましょう
- 悩みの明確化
「最近おなかがたるんできた」
「もうすぐ夏なのに水着が着れない」
「つらい運動は続かない」 - 解決策(結論)としての商品紹介
「運動しなくても脂肪を燃焼してくれる◯◯のご紹介です」 - 商品性能の紹介(レビュー部分その1)
「直接筋肉に負荷をかけるので、運動する時間のない人でも、テレビを見ながらダイエット。腰痛がある人でも安心。」 - 人気の証明、きちんとした安心な商品である証明(権威性)
「全米で100万個の販売実績、厚生労働省も認めた健康グッズです。」 - 利用者の声(レビュー部分その2)
「元オリンピック選手も愛用する筋トレグッズ」
「2児の母が産後ダイエットで成功」 - 商品のアピールポイントまとめ(メリットの訴求)
「おなかに巻くだけ、誰でもかんたん」
「毎日10分の運動しないダイエット器具」 - 期間限定の特典(購入動機の後押し)
「いまなら二の腕専用のオプションも付いて定価の半額、送料無料、返金保証付き、分割手数料不要です」 - 申し込み方法
「商品購入はこちらのフリーダイヤルまで」
どうですか?
昔から同じパターンですよね。
それに、日本だけじゃないですよね、海外のテレビショッピングも同じ構成になっています・・・
はい。心理学的に買いたくなるように考え抜かれた王道パターンです。
この流れをブログの商品レビューに当てはめて書くことが近道です。
できれば今すぐテレビをつけて、BSなどのショッピングチャンネルをみてください。
同じ構成であることが確認できます。
さきほどのヒゲ脱毛のレビュー記事はどうすればよかったのでしょう?
いっしょに考えてみましょう!
《具体例》売るための文章術〜商品レビュー記事の構成
冒頭のヒゲ永久脱毛の無料体験記事を王道パターンに当てはめてみましょう。
ブログで売る文章は、テレビショッピングとは少し違うのでアレンジを含めた例を紹介します。
- 悩みの明確化
しょうゆ顔なのに、毎朝ひげそりに10分もかけています。忙しい朝に一所懸命やっても青ひげ。夕方にはすっかりボツボツ伸びてしまいます。
濃いヒゲのせいでニキビもできやすい体質、10年以上つらい思いをしてきました。薄いヒゲの友人がどれだけ羨ましかったことか。 - 解決策としてのアフィリエイト商品(サービス)紹介
親友にも昔から悩んでいることを話していたので、無料でヒゲの永久脱毛をやっている店が駅前にできたことを教えてくれました。
無料ならとりあえずやってみようと行ってみたら、テレビでもCMしている有名な〇〇美容整形外科の新しいチェーン店でした。新規参入のためにモニターを募集しているようでアンケート記入以外は、しつこい営業などもまったくありませんでした。 - レビュー部分(自分自身の実体験)
1回10分のなかで、脱毛クリームとレーザー脱毛がありました。脱毛クリームも買ってかえることはできない業務用のもので、逆に買わないといけないという不安はありません。
一方、レーザーのほうは思った以上に痛い!これは鼻毛ワックスレベルのガマンは必要です。しかし、翌日、2日後、3日後と3日連続でひげそりを必要としませんでした。10年ぶりに、3日もひげそりを使わない感動・・・同じ悩みを持つ人なら「感動」間違いなしです。
結局、4日後からひげそりが必要になりましたが、毛量が少ないため剃る時間が短くなり、青ひげも目立たなくなったのです。
正直、有料でももちろん通います。ひげそりを買い続けて毎朝うんざりするくらいなら、2ヶ月に1度位ならぜんぜん通います。 - 商品やサービスの権威性、人気の紹介
店員さんによると、大人気の韓流タレントを宣伝に起用することがが決まっていて、実際にいま永久脱毛中らしい。そろそろテレビCMが流れ出す頃かな? - 購入動機の後押し
とにかく早く知りたかった、昨日までのひげそり時間は取り戻せないけど、未来のひげそり時間はなくなりました。
本当に「感動」です。ヒゲに悩んでいるなら、無名のお店より安心のこの〇〇をオススメします。 - お得なポイント紹介
有名美容外科とはいえ、男性のヒゲ脱毛は後発なために、現在は無料モニターや半額以下で実績を重ねているそうです。
もう店頭では無料モニターは受付終了ですが、ネット予約なら今でも無料モニターを募集しているみたいなのでリンクを貼っておきます。 - 親近感がもてる一言で締めくくる
余談ですが、◯◯店の受付の女性は、アイドル並みのきれいな人でした。
ざっくり書いて、こんな感じになりました。
それっぽくなっていませんか?
元の記事内容はただの体験談で、広告をクリックしたくなるような「流れ」や「盛り上がり」が不足していたことがわかると思います。
売るための記事では、テレビショッピングの「流れ」と「盛り上がり」を意識して書きましょう!
ブログで売りたい商品に何でも応用できる
今回は、ヒゲの悩みの解決法として男性向け美容サービスのアフィリエイト記事の文章構成を考えましたしたが、テレビショッピングではいろんな商品を紹介しています。
- 年明けには花粉症対策としてエアコンや空気清浄機
- 春先にはビデオカメラや一眼レフ
- オリンピック年には大型テレビ
- 夏には涼しくなるマットレス
- 冬には羽毛布団
- 年末の大掃除時期には高圧洗浄機
どの商品であろうと主要な文章構成は1つです。
- 悩みの明確化
- 解決してくれる商品の紹介
大人気商品となった高級シャワーヘッドのミラブル公式サイトも、こんなふうに「悩みの明確化」から商品紹介へと流れるTOPページになっています。
アフィリエイトブログで商品レビュー記事を書くときは、テレビショッピングを1本みてから書いてみてください。
こんな身近にお手本があるなんて!
売れるレビュー記事が書けるような気がします!
売るための文章術は、乱発しない
王道パターンを知ったからといって、すべての記事を宣伝記事にしないように注意しましょう。
別記事で、「ブログはフリーペーパーのようなもの」とお話しましたが、全ページが広告記事ばかりでは「ブログ」ではなく「ネットショップ」です。
ネットショップ化してしまうと、読者があなたのブログから買う理由がなくなります。読者はいかに安く買えるかを調べ始めるでしょう。
売れるためには「消費者の目線で記事を書く」ことを主軸に記事を書いて、「よかったらこのリンクから買えますよ」というスタンスで紹介しましょう。
どうしてかというと、単純な心理現象が発生するからです。
売りつけられていると感じた瞬間に、人間は財布の紐を締めるからです。こうなったら、誰でも生理的にこのサイトからは買いたくないと感じてしまうものなのです。
スタンスは「使ってみて最高、おすすめですよ!」です。
さらに、売れるブログ記事の作り方
王道パターンの書き方に加えて、小ワザを2つだけご紹介します。
1:自分で撮った写真を使う
実際に体験したことなら、写真をスマホで撮って掲載しましょう。
SEO的にも、フリー素材よりオリジナル写真のほうが評価が高くなります。
購入した商品なら、定規を横に置いたりして大きさや質感が伝わるような写真を撮りましょう。読者が求めているのは「失敗しないために、自分に合うものかどうかの情報」なのです。公式サイトでは調べられない、生のあなたの体験(レビュー)こそ読者のニーズなのです。
2:実体験をココロのままに書こう
テレビショッピングとの大きな違いは「メリット」だけでなく「デメリット」も記事に書くことです。
デメリットも書くことで、記事の信頼性が大幅に上がります。
デメリットの書き方にも少しコツがあります。デメリットと言いながら、実はメリットにも受け取れるような表現を使うことです。
うちのデコボコ夫婦には結果的にいい感じ、パートナーもお気に入りみたいです。
このように、わざと視点を変えてメリットをデメリットとして取り上げる方法もあります。
細かなテクニックは他にもたくさんありますが、本質は「消費者目線で、いいことも悪いことも書く」というところです。
お願いごと
ブログで売れるための文章術としてテレビショッピングの構成を紹介しました。
ただ、本当にオススメしたい商品でないものまで売るための記事にすることは、僕は好きではありません。それは「押し売り」に近いと思うからです。
新型コロナの影響で、通販を買いまくっている人が、ぼくのまわりに何人もいます。
もう、通販で買うことそのものが目的になってしまっていて、クレジットカードの支払いにも困るような状況です。
売るためのブログ文章術は、あなたのブログテーマに沿っていて、本当にオススメしたいアフィリエイト商品を売るときの必殺技としておいてください!
まとめ〜ブログで売るための文章術は知っていた
まとめます。
というか、あなたが知っていることを整理しただけの記事になってしまいました。
元営業マンとしては、もっと売るための手法や表現方法などお話したいことが、本当にヤマほどありますが、とりあえず、この王道を使いこなしていただければ十分ではないかと思います。
ぜひ、テレビショッピングを「売り手側の目線で見る」とともに「ブログの商品レビュー記事にしたらどうなるか」を想像してください。
最後になりましたが、この手法は昔「セールスレター」などと呼ばれており、いまでも通用する販売手法です。
ウラ技ではなく、いかにきちんと説明して、読者の納得を得られるかという筋道のつけかたです。
ぜひ、1記事この型で書いてみてください。
水の呼吸でもなんでもいいので、自分の型を増やしていくと良い仕事ができます!
本日はここまで、たくすでした!
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