ブログ経理

インボイス制度がアフィリエイトに影響がない理由【図解】

インボイス制度とアフィリエイトブログ経理

こんにちは、副業アフィリエイトブロガーのたくす@taksBLOG)です!

消費税にインボイス制度が適用になることで、フリーランスを中心に話題となっています。

たくす
たくす

ぼくは本業で、消費税確定申告を約10年担当しました。また、税務署の立入検査にて指摘された際も、半年かけて協議した結果、問題なしとの回答を得た経験があります。少しは詳しい方だと思います!

今回は、インボイス制度をかんたんに解説した上で、「アフィリエイトブロガーはどう対応するべきか」についてお話します。

なお、本文中の「消費税」とはいわゆる8%、10%のことと捉えてください。細かく言うと、国税と地方税の合計値なのですが、消費税のしくみを理解するだけならここまで知る必要はありませんのでご了承ください(課税業者の方は理解が必要です)。その他、ややこしい部分はあえて割愛して、とにかくわかりやすく解説します!

また、別記事でもお話している通り、ぼくは税理士ではないので個人的な意見としてご覧ください。
ぼくの意見を参考にされるかは自己責任ということでお願いします!



インボイス制度が始まっても免税事業者のままが有利

結論を先にいいます。

インボイス制度が始まっても、年間売上が1,000万円以下(毎月売上が約83万円以下)レベルの「アフィリエイター」なら、免税事業者のまま(課税業者登録しない)にしておく。

なぜなら、年間売上が1,000万円以下の零細事業者には納税義務が免除されるからです。毎月、80万円以上も稼いでいるアフィリエイターは、おそらく顧問税理士契約をしていると思いますので、当記事の読者にはいないという想定でお話します。

インボイス制度の前に、消費税の基本を知る

インボイス制度(消費税の基本知識)

まずは、消費税のしくみを、超簡単に解説します。

上の図をご覧ください、小売業の仕入れと販売のモデルケースです。
あなたは、小売店のオーナーです。

仕入れ時に、消費税100円を払っています
販売時には、消費税200円を受け取っています

確定申告で納税するのは、消費者から預かった200円…ではなく、自分が仕入れ時に支払った消費税100円を差し引いた100円となります。

つまり、小売業者のオーナーであるあなたはただ単に、消費者から預かったお金を税務署に払うだけで、損も得もないのです。これが大原則です。

消費税は最終消費者が負担している
事業者には損も得もない

アフィリエイトの場合は消費税を気にする必要なし

先ほどは小売業を例にして、消費税の流れと「事業者には損も得もない」ことをお伝えしました。

さて、アフィリエイトの場合はちょっと特殊です。

僕たちブログアフィリエイターの仕入れは…?
ASPの広告を貼っているだけですから、仕入れに伴う消費税の支払いはありません

経費として挙げるなら、レンタルサーバー代、ドメイン代、アフィリエイト参考書代についてくる消費税くらいでしょうか。微々たるものです。

また、売上として消費税を預かりますか?
ASPから報酬額が振り込まれるだけですよね。

仕入れに払う消費税は微々たるもの、売上で預かる消費税はなし。

ブログアフィリエイターにとって、課税業者にする必要は全くありません。逆に、デメリットしかありません。次の章で解説します。

インボイス適格請求書を発行する必要がない

インボイス制度はブログアフィリエイターには影響がない

インボイス制度が始まると、何がどうなるのかを簡単に説明します。

先ほどの小売業の例をもう一度思い出してください。

消費者から預かった消費税200円から、仕入れのときに支払った消費税100円を引いた額が、確定申告で支払う100円になりました。

この仕入れのときに支払った消費税額を、消費者から預かった消費税から差し引くことを「仕入税額控除」といい、今までは特に制限がなかったのです。

しかし、インボイス制度が始まると、「インボイス適格請求書(詳しくは後ほど)」で請求された支払いのみが、仕入税額控除できるようになるのです。

先ほどの小売業の場合、メーカーが「インボイス適格請求書」で請求してくれない場合、支払った消費税100円を差し引けなくなるので、販売して預かった200円を納税しなければならなくなります。

つまり、仕入れ時の消費税100円は払いっぱなし、自腹となるのです。

インボイス適格請求書でなければ
仕入れ時の消費税は自腹になる
たくす
たくす

ところが、免税事業者の場合はどうなると思いますか?

免税事業者(年間売上、正確には消費税のかかる売上が1,000万円以下)の場合、消費税の納税は免除されます。

ん?ということは…

つまり、消費税が手元に残ってしまうのです。
これを「益税(えきぜい)」と呼んでいて、政府はこれを解消したいのです。

逆に言えば、免税業者であり続けられることで、「利益」に加えて「消費税」まで手に入れられるのが現状なのです。

そもそも、ブログアフィリエイターにとっては先ほど解説したとおり、計算するほどの消費税はないので、免税業者のままでいいということになります。

それでも真面目な人は「インボイス適格請求書」が発行できる方がいいんじゃないのと考えがち。
デメリットをお話しします。

インボイス適格請求書を発行するためには、「適格請求書発行事業者」の登録が必要です。
適格請求書発行事業者になるためには、課税業者登録をしなければなりません。
詳細な、消費税の記帳をしなければならなくなる上に、確定申告のためには結構勉強が必要です。

  • 税抜方式税込み方式のメリットデメリット
  • 課税、非課税、不課税の分類
  • 原則方式か、みなし課税方式のどちらが有利か

なにより、上記を理解した上で、こまごまと記帳しなければならない「時間のロス」を生みます

免税業者のままなら、記帳時間のロスがなく、益税も残る。
インボイス制度に乗ると、経理の手間、益税はなし。

預かった消費税を納税するだけなので損も得もないのが大原則です。
でも、確実に「時間はロス」します。

インボイス制度が直撃するのはフリーランス

さて、問題は以下のような人たちです。

  • Webデザイナー
  • Webライター
  • プログラマー
  • その他業務委託を受けているフリーランス

自分のスキルなどを「企業」に提供している場合、取引先から「インボイス適格請求書」を求められます。そうしないと、企業が自腹で消費税を払う必要があるからです。

インボイス適格請求書を発行するためには、課税業者登録が必要となります。
また、請求書には従来より詳細な情報を記載しなければならず、発行したものの写しを保存する義務があります。

経理上、正直いって面倒なことばかりが増えます。
また、課税業者になった場合は、ある程度は消費税について知識をつけなければ確定申告もままなりません。

副業からフリーランスになるためには、インボイス制度も理解した上で、少しは経理を学んでおく必要がある。これがインボイス制度なのです。

インボイス制度については、国税庁が(さすがに)わかりやすい説明をしていますので参考に見てみておいてください。特に、リーフレットのPDFは見ておくといいと思います。

《国税庁のインボイス制度説明HP》
インボイス制度の概要


まとめ〜あわててインボイス制度の登録をしない

まとめると、ブログアフィリエイターにとっては、可能な限り免税業者でいることが有利です。
何より、毎月80万円以上も売上があるブログアフィリエイターはそんなに多くないと思います。

一方、フリーランスとして、課税業者である企業に納品している人は、受注するためには課税事業者の登録をして、インボイス適格請求書を発行できるように準備しておく必要があります。

先ほどリンクを貼った国税庁HPは理解しておいたほうがいいと思います。

また、無料クラウド会計で有名な「会計ソフトfreee」などを活用しておくと、インボイス制度に関する情報提供があります。もう一つ、老舗の弥生会計はe-taxとの親和性が高いことでも有名ですので、本格的にフリーランス活動をしている方は「弥生会計の無料クラウド」もお薦めです。

ニュースなどに踊らされず、情報ソースの確かなものを取り入れるようにしてください。
【参考リンク】freeeのインボイス解説ページ

《公式》無料のクラウド会計ソフト会計ソフトfreee

いずれにしても、消費税は最終消費者が負担しているので、消費税額の納税自体には損得はないシステムになっています。よく見極めて、インボイスに乗るかどうかを考えましょう。
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