今回はブログのアクセスが集まっても収益が発生しない理由をお話します。
今からブログを作ろうとしている人、まだ数記事しか書いていない人向けに、収益を上げるための戦略について具体的に解説します。
こんにちは、ブログアフィリエイターのたくすです。
このサイトは、ぼく自身が会社員時代に身につけた営業経験を元に、独自のブログ経営理論を発信することをコンセプトにしています。
さて、あなたはブログアクセスを増やすためにどんな工夫をしていますか?
- SEO施策を勉強中
- SNSのフォロワー数を増やしている
- リスティング広告で集客している
ほとんどの人が3つのどれかを工夫してアクセスアップを狙っていますよね。
もしかしたら3つともしているかもしれません。
でも、こんな言葉をよく聞きます。
アクセスが集まってきたのに、アドセンス(GoogleAdSense)の収益が毎日10円とかなんですけど・・・
ぼくはプロフィールでもお話した通り、営業を15年してきました。
戦略のない街頭ティッシュ配りはムダ(売上げにつながらない)ということを骨の髄まで知っています。街頭ティッシュ配りをするなら、「見込み客のいるところでやる」ことが重要です。
今回はこの実体験をベースに、ブログアフィリエイトでのアクセス数が収益に直結していない原因の解明と対策についてお話します。
ブログに集まったアクセスは「見込み客」ですか?
あなたのアフィリエイト商品は何でしょう?
ブログテーマに沿ったものでしょうか?
ここがズレていると収益が発生しないのは自然なことです。
グルメブログに転職系のアフィリエイト広告を貼ってもだめですよね。ファッションブログに保険や投資のアフィリエイト広告も収益は見込めないでしょう。
そりゃそうでしょう、理解できます。読者がお客さんになりそうもないですもの。
コンビニで釣り道具や釣りエサを売っているようなものですよね。
あ、でも海沿いのコンビニで釣りエサを売っているのを見たことがありますよ。バーベキュー用の着火剤とかもあったな。売り切れている棚もかなりありましたよ。
いいところに気づきましたね!
都会のコンビニでは売れないから絶対においてませんが、そのコンビニはバーベキューできる釣りスポットの近くにあったのでしょう。
来店者数はダンゼン都会のコンビニが勝っていますが、見込み客(来店者のニーズ)をがっちりつかんでいますよね。
あなたのブログに来ている読者は、掲載しているアフィリエイト広告に興味があるような人達になっていますか?
もしかしたら、あなた自身に興味があるSNSのフォロワーだけだったりしませんか?
稼ぐブログをビジネスとして考えるなら、増やすべき読者は「見込み客」です、アクセスコレクターになってはいけません。
マッチングが収益化のカギ
収益化を考えたアクセスアップが実を結ぶ
「アクセスが増えてきたのに収入があまり発生しないんです」という悩みの原因はわかりました。ただ単にアクセス数が上がっただけでは収益に直結しません。
ではどうすればブログを収益化できるのでしょう?
ブログの収益化を戦略的に考えてアクセスアップを狙っていきます。具体的にはつぎの2通りの戦略があります。
戦略1 アドセンス(GoogleAdSense)まかせのパターン
アドセンス(GoogleAdSense)はご存知ですよね?
Googleが、読者のパソコンで「何が検索されたのか」「どこに住んでいるのか」などのデーターを元に、自動で「その読者の興味がありそうな広告を表示」してくれます。
なるほど、Googleが見込みのある広告を表示するから、読者全員が見込み客になるのか!
アドセンス(GoogleAdSense)を収益化の軸として考えるなら、とにかくアクセスを集めるブログ作りを進めていってOKです。
デメリットとしては、アドセンスでは月30万円程度が限界と言われているところです。ただ、僕は月30万円を稼ぐブログを2つ作れば月収60万円になると考えるので、全然問題なしと考えています。
無作為アクセスアップでもOK
戦略2 特化ブログで見込み客だけのアクセスを集める
1つのテーマに絞ったブログのことを特化ブログといいます。
特化ブログをつくること自体が、見込み客以外のアクセスを除外することになるので、アフィリエイトブログで稼ぐために最適と言えます。
特化ブログで収益化に成功しているパターンとして次のようなものがあります。
- マイルのため方ブログでクレジットカード広告
- 老後資金の準備ブログで投資や貯蓄広告
- 資格取得ブログで就職転職広告
どれもブログテーマとアフィリエイト広告がうまくマッチしています。
読者のほとんどが、広告に興味のある人なので収益化ができています。
ブログで狙っているテーマでアクセスアップが成功すれば、自然とアフィリエイト広告のクリック率が上がりますよね!
ちょっと待ってください、つまり収益化するにはブログテーマ選びが重要なんじゃないですか?アフィリエイト広告のないブログテーマにしてしまっていたらダメですよね?
はい、だめです。
ブログを作り直さないとだめですか・・・
いいえ、作り直す必要はありません。
今後、戦略的に方針を変えて記事を追加して収益化すればいいだけです!
- 狙ったアフィリエイト広告に沿った記事を増やして収益化
- アフィリエイト広告でなくアドセンス狙いに変更して収益化
アフィリエイトブログの参考書籍によっては、売りたい広告を先に決めてからブログ構成を設計することをオススメしているものもあります。
ぼくも特化ブログを作るときには、ある程度は売りたい商品を想定してからサイト設計をして作り始めます。
サイト設計の知識を身に着けたい人は、ぜひ「Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]」という本を読んでください。ブログ設計をこれ以上ないくらいわかりやすく解説されているバイブル的な書籍です(リンク先は姉妹サイト「招福ネコログ!アフィリエイトブログのおすすめ情報まとめサイト」の書籍レビュー記事です)。
ブログの収益化をもっと真剣に考える
稼ぐブログを作るためには、まずブログの性質をきちんと理解しておくことが重要になります。リアル店舗の例を含めて深堀りしましょう。
ブログは「無料だから」読まれている
ブログは無料で読めるのが大前提です。
書籍なら購入してもらうことで印税収入がありますが、無料で読めるブログから収入が発生するなんてそもそもヘンな気がしますよね。
でも実際、ブログで毎月、数百万円稼ぐ人は少なくありません。
ユーチューバー(YouTuber)やアフィリエイトブロガーのうち、毎月10,000円以上稼いでいる人は、数年前の調査では5%程度と言われていましたが、最近は13%近くいるという統計結果が発表されています。
「日本アフィリエイト協議会(JAO)、アフィリエイト市場調査2020を発表
~月1万円以上のアフィリエイト収入があるのは過去最高の13.3% ~」(2021.4発表)
転載元:日本アフィリエイト協議会公式サイトより引用
そもそもどうして、ブログやYouTubeを見るのにお金がいらないと思っている読者から収益を得られるのでしょう?
経営者目線で見ると、2つのお金の流れが見えてきます。
ブログは、駅やコンビニに置いてある「フリーペーパー」に似ています。
無料で読めるし、面白くなかったら別のフリーペーパーを手に取ればいいだけです。
アフィリエイトブログ経営者としては、無料で魅力的なフリーペーパーを作り上げることで、たくさんの読者を獲得することができます。
たくさんの読者とは、つまりアクセス数そのものです。
さて、ここで問題なのはあなたの作ったブログを読んでいる人は、タダでフリーペーパーを読んでいるのに、製作者に収益が入る仕組みを知っているかという点です。
リクルート社のフリーペーパー「ホットペッパー」など代表的なタイプですよね。
たくさんの情報、おしゃれな紙面、割引クーポンなどが魅力的です。
しかし「ホットペッパーは無料」です。
お店などから広告収入をもらっているんですよね。
その通りです!
読者が多い(発行部数が多い)ことで、たくさんの見込み客にアピールできるからこそ、お店は広告を掲載してくれます。これが収益です。
ホットペッパーはグルメ、ビューティなど特化型に発展しました。
お店にとっては、さらに濃い見込み客に宣伝できるようになったのです。
集客力のあるフリーペーパーを作ることで広告収入を得る手法もこの方法です。
もうひとつのお金の流れは、単純に「1件売ったら報酬がある」というものです。
営業経験のある人なら「フルコミッション(成果報酬)」といったほうがピンと来ると思います。
アフィリエイト広告は成果報酬型なので、「売れない限り収益ゼロ」です。
フリーペーパーで言えば、クーポン券を使った顧客の人数分だけ報酬をもらえる(営業用語ではキックバックといいます)方法です。
ブログ収益を上げるためには見込み客へのアピールが必要
客層(読者層)を見極める必要と、売るための文章の書き方が重要になります。
客層としては次の順番で優先度が高くなります。
- 今すぐその商品がほしい読者
- 以前から気になっているけど迷っている読者
- 情報だけ知りたい読者
今すぐその商品がほしい読者がダンゼン収益化に直結しますよね。
その通りです!
たとえば、車のバッテリーが上がってしまった人は、在庫のある店を探すくらいならネットで買うでしょう。
すぐにバッテリーが欲しい人が検索しそうなキーワードは、バッテリーの型番か、車名とバッテリーで検索するでしょう。車の特化ブログで紹介できそうです。
冠婚葬祭関連も当てはまるでしょう。
期日が決まっていて、マナーもよくわからない。でもすぐに必要・・・ぼくならネットで調べて、相場観や失礼のないように注意事項を探します。
こんなふうに、「緊急に必要」だけど「よくわからない」「近くのリアル店舗ではすぐに手に入らない」なんて商品を紹介するためのブログ設計をしてみてはどうでしょう?
アクセスはあなたの店の来客数〜リアル店舗で考える
先程の「サイト設計と収益化」をリアル店舗を例に考えてみましょう。
お客さんに期待する行動を決めることで、収益化に必要な戦略が明確になってきます。
1 たくさん人が集まればいい
人通りが多いというだけで広告収益を手に入れるねらいです。
アクセスが膨大なら、クリック報酬型のアドセンス収益が期待できます。
もっと大きな話をすれば、月に数万円といった固定の広告(純広告と呼ばれています)という収益化もできます。
もちろん人通りの多い渋谷スクランブル交差点ですよね。
ポイントは「たくさんの人が見ること」です。
リアルな看板広告でいえば、1ヶ月あたり数百万円手に入ります。電車広告などなら1週間の吊り広告でも10万円以上、新聞広告なら全面広告で数百万円もザラです。新聞なんてたった1日です。
人が集まるだけで、広告主にとってはとても魅力的なのです。
ネット上の例で言えば、Yahoo!のトップページなどです。いったい毎日、何人が目にしているのでしょう?
Yahoo!のトップページでは何一つ有料のものはありませんよね?検索するだけなら完全無料です。それでも莫大なアクセス数によって巨額の広告収益を産み出しています。
ウィンドウショッピングでもいい、とにかく人がたくさん集まってくれるだけでお金を出してくれる企業があるのです。
2 売りたい商品を買ってほしい
あなたがスポーツ用品店を経営しているとしたら、どんな人に来店してほしいですか?
少なくともスポーツ好きな人ですよね。
決して読書家やネットゲームにどっぷりといったインドア派の人ではありません。
また、小さな子供や、部活帰りにただ単にしゃべり場として遊びに来る学生でもありません。
狙いは「スポーツ用品を買うつもりでいる人」の1点です。
店のオーナーであるあなたは、たくさんの来店で大喜びです。でも売上はほとんど変わりませんでした。なぜでしょう?
答えは、「金メダリストをひと目見たいだけ人」まで集客してしまったから。
解決策としては、特定の商品や一定の金額まで買うとサインが貰えるように「戦略を立てておくべき」です。
ブログで言うならただ記事を書くだけでなく、売りたい商品の具体的な使用感をそえたアフィリエイト広告へ誘導する記事を書くことになります。
欲しいアクセスは「数」か「質」かによってブログ設計を変える
アクセスの「数」を中心にした収益化
個々の読者の好みに合わせた広告を自動で表示してくれるGoogleAdSense(アドセンス)を収入源に考えるなら、とにかく膨大なアクセスを狙うのが基本です。
雑記ブログで人気のアイテムやテーマの記事をたくさん書くような戦略です。
SNSでもなるべくつぶやいて、ブログへの誘導をします。
バズる記事が書けるようになったらこの方式で稼げます。
アクセスの「質」を中心にした収益化
売りたい商品(もしくはテーマ)があるときの手法です。
キャンプ道具を売りたいなら、キャンプ専門ブログがいいでしょう。キャンプのレポートだけでなく、基礎知識や失敗しないノウハウがブログのトップページから見つけやすければ、ファンもつきやすくなります。
ここで狙うのは、「キャンプ用品が欲しいと思っている読者」のアクセスを集めることです。目標は、キャンプに絡むキーワードで検索順位の1位をとれる記事の作成です。
- 絶対に失敗しない焚き火アイテム5選
- 東京から1時間で行けるソロキャンプおすすめスポット
- 車中泊の便利グッズ保存版
などで検索1位を取れるような記事を積み重ね、息の長いアクセスを稼ぐ方法を目指すタイプです。
記事の内容が読者のココロをつかめば、あなたがオススメする商品を買いたくなるのは自然なことです。
まとめ〜アクセスアップのほんとうの意味
アクセスアップは、むやみに追いかけても稼ぐブログに直結しません。
あなたのブログが「数」ねらいか「質」ねらいかを決めておく必要があります。
- アクセス「数」アップは、雑記ブログで最新ネタなどを大量にかける人向け、収入はGoogleAdSenseタイプ。もしもバズらせるほどのブログになれば純広告もありえます。
- アクセス「質」アップは、特化ブログでしっかり売りたい人向けのブログ、収入はASPのアフィリエイト広告案件や、Amazonアソシエイトのピンポイント商品の紹介。
商品を横目で見ながら通り過ぎるような読者がたくさんいるだけでは、稼ぐブログにはなりません。
どんな読者に来てほしいのかを見極めて、収益化できるようにブログ設計やSEO対策をすることが重要なのです。
本日はここまでです、お互い高みを目指して頑張りましょう!
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