副業ブログをはじめるとき、手始めに何をしますか?
- レンタルサーバー契約
- ブログ参考書を購入
- パソコンなどの購入
どれも間違いです。副業であったとしても、起業するあなたは「社長」。
やるべきことは計画を立てることです。
はじめにするのは次の3点です。
- 事業計画を立てる
- 経営資産を把握する
- 行動する
はじめまして、たくすといいます。営業経験15年、大学の非常勤講師や資格取得講座講師、人材育成企画立案などの経験があります。
ネット販売は2000年頃から携帯電話の代理店からはじめ、今はブログアフィリエイターをしています。
今回は、副業ブログを始めるにあたって、「何から始めればいいですか?」という質問に対する解答を記事にします。
結論としては「戦略を固める」です。
副業ブログでも「起業」するには必須の作業がある
副業ブログは手軽に始められて、カンタンに儲かるイメージが先行しています。
実際は3ヶ月以内にほとんどのブロガーがギブアップしているのが現実です。
ブログに読者は来るんですが、さっぱり稼げないです。
毎日1記事書けば成果が出るって聞いたのに、全然です。
ゴールを決めないで書き出したんじゃないですか?
解説するので、ちょっとたとえ話に付き合ってください。
友人社長の気まぐれで、1つテナントに空きスペースがあるから、店を出してみないかと持ちかけます。テナント料は1年間に限り無料という好条件です。
リアルに考えてください。なにをしますか?
- 何屋さんをするかを決める
- 店舗の改装費の見積りを取る
- 商品の仕入先を決める
- 販売員の募集を考える
- 1年後のテナント料を確認する
こんなところでしょうか。
この中でいちばん重要なのは「何屋さんをするのかを決める」です。
両隣の店舗がおしゃれ雑貨店なのに、自分もおしゃれ雑貨ではお客の取り合いになります。
逆に、となりの雑貨屋に来た人に立ち寄ってもらえそうなレトロキッチン用具店だとか、格安ファッションストアなどが狙い目かもしれません。
では、ファッションストアだとすると、何が必要でしょう?
- 商品仕入れにどれくらい資金が必要でしょう。
- ハンガーは何本あれば良いのでしょう?
- マネキンは何体?
- 在庫スペースはどれくらい必要?
- 資金は銀行で借りられる?
開店日は刻々と近づきます、あと何を決めればいい?何を調べればいい?
たとえ話はここまでです。
副業ブログでも同様です。
ブログを書き始める前に「何を売ってどうやって利益を出すのか」を考えなければなりません。
副業ブログでも「起業」するには「戦略」が必要
具体的に、副業ブログの戦略を考えましょう。
経営資本の確認
経営の資本といえば、つぎの5つです。
- ヒト
- モノ
- カネ
- 情報
- 時間
副業ブログでは以下のように考えられます。
1.ヒト
副業ブログで社員やアルバイトを雇う必要も資金もありません。あなた自身が資本です。
あなた自身が社長であり、従業員です。
外注を活用するなら資金が必要ですが、あなた自身だけならとりあえず無料です。
2.モノ
副業ブログアフィリエイトは広告収入で利益を得ます。
売るための商品は不要なので、仕入先や在庫リスクはありません。
3.カネ
副業ブログ起業は1年間でも1万円ほどの経費で経営できます。
銀行に行って融資を受ける必要はないでしょう。
4.情報
副業ブログアフィリエイトはネットで検索すればいくらでも情報が手に入ります。
ただ、数冊は本を購入して読んでおいたほうが効率的です。
5.時間
作業時間はあなた次第です。
毎日3時間やっても、週1時間だけでも構いませんが、早く結果を出したいなら毎日3時間がおすすめです。
経営資本の確認の次に何をするべきか
事業計画を立てます。
- 何を売って
- どれくらい売って
- いつまでに
- いくら利益を得たいのか
上記の4ポイントを決めます。
このままでは分かりづらいので、具体例で解説します。
具体例
報酬内容:新規無料相談1件に付き1万円
さて、毎月30万円の報酬を得たいなら、毎月30件、つまり1日1件の無料相談があれば達成です。
では、毎日1人の無料相談が申し込まれるためには、毎日どれくらいのアクセスが必要でしょうか?
チラシ配布では1,000枚配ったら3人位は興味を持ってくれるという「せんみつ」という常識があります。
このまま当てはめて考えると、毎日1人の無料相談申し込みに必要なアクセスは、
1,000人÷3人≒約340人のアクセスが必要。
さらに、アクセスの質も収益に直結します。
「借金解決に司法書士が対応できるのか、ふーん」
といった読者よりも、
「毎日、借金取り立ての電話がかかってくる」
ように切羽詰まった読者のアクセスのほうが、無料相談件数が発生しやすいのは想像できます。
この広告案件で月30万円稼ぎたいなら、「借金の取り立てで困っている人が興味を持ちそうな記事を書いて毎日340人以上のアクセスを目指す」となります。
ブログへの見込み客の興味を引く内容を考える(サイト設計)
取り立てに困っている人の興味を引きそうな記事を考えるとこんな感じです。
- リボルビング払いの危険性は「気づきにくいこと」
- 借入先から職場に電話がかかってきたときの対処法とは
- 毎月利息を払うだけの生活を激変させるのは「借り換え」
- 年利18%以上の利息なら違法なので返金請求ができる
- 多額の債務は弁護士でなければ解決できない?
どうでしょう、司法書士に無料相談したくなる人が読みたくなるような記事タイトルの例です。
また、基礎知識のカテゴリーとして次のような内容も書いておくと親切ですね。
- 実質年利とは
- 消費者金融とは
- キャッシングとは
- 与信枠とは
- 個人情報の取り扱い
などを解説したページを作っておくといいでしょう。
この他、トピックス(新着記事)としては…
- 自己破産するとどうなる?
- 債務整理するデメリットは?
- 借金がなくても住宅ローンが通らない?
- 保険の貸付金は決して安くない?
- ブラックリストには2種類ある?
こんな記事で興味を引いてみましょう。
週刊誌のタイトルに出てきそうなショッキングさがあるとより良いでしょう。
いよいよ本題です。
サイト設計に移りましょう。
サイト設計は進めていける
サイト設計が重要なのは「収益」と「気力」がアップするから
債務整理の広告案件の例で考えると、ほぼサイト設計ができています。
- 借金に関する基礎知識ページを10記事ほど書く
- 借金に関する基本的な豆知識的な記事を10記事ほど書く
- 借金に関する衝撃的な記事を10記事ほど書く
- 司法書士の無料相談紹介ページ(アフィリエイト広告)を1記事書く
- 債務整理に関する新着ニュースなどを随時追加する
全部で30記事程度ですが、最終的に「4.司法書士の無料相談紹介ページ」の広告リンクに向かうよう記事同士をリンクさせます。
これでサイト設計は完了です。
ここまでサイト設計ができると、この案件では約30記事書けば終わりです。
「ブログ」というと永遠に投稿し続けるイメージですが、業務としてゴールを作っておくことで、あなたのモチベーションも保てるという大きなメリットが産まれます。
そして集めるべき読者層も明確になってきますよね。
記事を書くキーワード選びやGoogle広告を使うときのキャッチコピーも容易に思いつきそうです。
ちなみに写真は、ぼくのサイト設計図(パソコン案件)です。いまだに手書きが好きで、マインドマップなどは使っていません。
副業ブログこそ事業計画(サイト設計)が重要
趣味のブログなら自由に、好きな時に、好きなだけ書けばいいでしょう。
しかし副業ブログは、戦略的に計画し、ゴールを決めて、早く完成させる必要があります。
早くゴールできたら、次のブログを作ることができます。
2つのブログが毎月30万円ずつ稼いでくれたなら、月収60万円です。
人によっては、毎月ボーナスと同じ。目標は高く、あとは迷わず進みましょう。
ゴールを決めて着実に作り込んでゆく
まとめ〜「段取り9分」を貫こう
いきなりWordPress(ワードプレス)でブログを書き出すことは、結果的に遠回りとなることが実感できたでしょうか。
昔から「仕事は段取り9分」といわれ、戦いの場に付く前に勝負が決まっているのです。
新しいパソコンを買ったり書斎用のパソコンデスクを買う前に、まずはどんな広告案件があるのかという情報を手に入れておきましょう。
最大手のA8.netという広告仲介会社(ASP)なら、まだブログを作っていない人でも無料会員登録後にすぐ、広告案件を見ることができます。
また、ブログに関するサイト設計についてもっと深く知りたいなら、大ロングセラーである「GoogleAdSense(グーグルアドセンス)マネタイズの教科書」がおすすめです。
本の後半は中級者向けですが、前半は稼ぐブログ設計についての考え方がわかりやすく書かれています。プロブロガーも推薦する有名なブログ参考書です。
行動あるのみ、奮闘を祈ります!
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